高負荷対応歯付ベルトを発売 バンドー化学、9月より

2021年09月13日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は9月10日、歯付ベルト「セプター」シリーズの新たなラインアップとして、高負荷対応歯付ベルト「セプターX(テン)プラス」を加え、2021年9月から販売を開始したと発表した。

 射出成形機など高負荷対応が要求される各種機械では、機械の高精度化・高出力化を背景に歯付ベルトに対する要求品質も高まっている。このような中、同社は、ゴム材料の配合・分散・複合化およびその加工というコア技術を活かして、従来の「セプターX(テン)」よりも、さらに耐摩耗性と伝動容量を向上させ、それによる長寿命化と高伝動化・コンパクト化を実現した新たな高負荷対応歯付ベルトを開発した。

 新製品の特長として、①長寿命、②高伝動化・コンパクト化、③低騒音化、④標準プーリ使用可能の4点が挙げられる。

 ①「長寿命」では、高硬度・高弾性の構成材料の採用により、耐摩耗性を向上。「セプターX(テン)」に対して歯欠け耐久性を約25%アップしている。②「高伝動化・コンパクト化」では、高硬度・高弾性の構成材料の採用により、「セプターX(テン)」に対して、伝動容量を約10%向上している。また、伝動容量向上により、「セプターX(テン)」に対して、狭いベルト幅で使用することが可能となる。③「低騒音化」では、ベルトの幅狭化により、駆動時の騒音低減効果も有している。④「標準プーリ使用可能」では、標準のSTSベルトと同じ歯形のため、同一形状の標準プーリでの使用が可能となる。

 

「セプターX(テン)プラス」を販売開始

「セプターX(テン)プラス」を販売開始

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