ピレリジャパンは9月10日、ピレリが2021年2月にイタリア・ミラノにて発表した新製品「チントゥラート・オールシーズンSF2」について、2021年第4四半期より順次日本市場へ導入することを発表した。価格はオープンプライス。
同タイヤは冬の規制に準拠し、あらゆる気象条件で安全性の高い運転を提供するオールシーズンタイヤとなっている。また、どのシーズンにも適用できるように最新の技術を導入している。特にコンパウンドとトレッドパターンの双方の技術により、安全性と、様々な機能を持った「アダプティブ・トレッドパターン」を初めて採用した。また、タイヤサイズによって、ピレリシールインサイドテクノロジーとランフラットテクノロジー(いずれも、パンクしても運転を継続できる技術)や、電気自動車やプラグインハイブリッド車用のElectバージョンも用意されている(一部日本未導入)。
同タイヤは、最新のクロスオーバーSUV車から中型セダンまで、現代のシティーカー向けに15~20インチの65サイズがラインナップされており、国内導入は15〜19インチの52サイズとなる。タイヤのサイドウォールには、M+Sマークの他に3PMSFマークが刻印されている。これは、冬の条件下でもタイヤが優れた性能を発揮することの保証と、特定のテストを通じてヨーロッパの法規に適合していることの証となる。
チントゥラートファミリーの最新メンバーとなる同製品は、山岳地帯には居住せず、主に都市部で車を使用し、概ね温暖な気候の下で、年間約2万5000kmを走行するドライバーに最適なタイヤで、オールシーズンタイヤのデザインとコンパウンドは、低温でも、高温でも、またウェットとドライのアスファルト路面の両方で、良好な性能バランスを発揮する様々な機能を持っている。最高クラスのパフォーマンスを求めるドライバーは、夏用タイヤと冬用タイヤの切り替えを検討する必要があるが、他の多くのドライバーにとって、オールシーズンタイヤは、季節ごとのタイヤ交換などの煩雑さから解放してくれる選択肢となり、同タイヤは製品寿命の最後まで性能を発揮し続ける。