丸紅は9月21日、米国でアフターマーケット向け自動車部品販売事業を展開するTPHホールディングス(TPH社)を通じて、ジョージア州を中心に同事業を展開するホワイトブラザーズオートサプライ(WB社)の営業資産を2021年9月19日に買収したと発表した。
WB社は、米国ジョージア州に7拠点、アラバマ州に2拠点、サウスカロライナ州に2拠点、フロリダ州に1拠点、計12拠点で同事業を展開しており、創業から70年以上続く歴史ある企業として知られる。特にジョージア州において、州の人口の半数ならびに州のGDPの約3分の2を占める大都市アトランタ近郊に3拠点を有している。
TPH社は、品揃えと即納機能を強みとし、フロリダ州を中心に米国南東部で同事業を展開している。同買収を通じて、新たに有望市場であるアトランタに進出し、拠点・配送網の拡充を目指す。
同社は、2015年にテキサス州ヒューストンを中心に同事業を展開するエクセルパーツ(以下、「XLP社」)に出資参画して以降、2017年にTPH社に出資参画し、新規拠点開設と計8件の資産買収を行うことにより拠点網の拡大を図ってきた。同買収の結果、XLP社およびTPH社の拠点数は合計で196拠点となった。
同社は、今後も人口増加に伴う自動車登録台数の増加が見込まれる米国南部地域を中心に、同事業の拠点網を拡充し、更なる事業規模の拡大を目指すとしている。