ジャック・ペレズ氏が新社長　ランクセス日本法人社長交代　

　ランクセス日本法人は９月29日、２０２１年10月１日付でジャック・ペレズが同社及びランクセス・ソリューションズ・ジャパンの代表取締役社長に就任すると発表した。現代表取締役社長の張谷廷河氏は、同日付でランクセス液体高純化テクノロジーズ・ビジネスユニットのアジア太平洋地域統括に就任する。
　ペレス氏はフランス生まれの59歳。１９８８年にフランスのリヨン大学で薬学の博士号を取得。その後、フランスのＣＥＳＭＡでビジネスマネジメント（マーケティング専攻）の修士号を取得したほか、リヨン大学大学院で産業薬学の修士号を取得している。
　当社には２００８年にブラジルのランクセス・エラストメロス・ド・ブラジルに最高財務責任者（ＣＦＯ）として入社。その後のブラジルにおける主要な事業買収などに従事した。また２０１３年には、ランクセスのインド法人でＣＦＯに任命され、２０１４年５月からは代表取締役社長に就任。２０１８年10月からは、ランクセス英国法人の代表取締役社長に就任し、英国内の複数の関連会社の代表取締役を務めた。
　一方、張谷氏は、２０２０年１月の就任以来、事業部間のコラボレーションを推進する取り組みを進め、事業機会の創出に貢献。また、社内危機管理委員会を率いて、新型コロナウイルス感染症への対策を進め、在宅勤務体制の整備、ＩＴ及び業務プロセスの最適化を迅速に進め、コロナ禍における従業員の安全で効率的な就業環境の構築に尽力した。

ジャック・ペレズ新社長