八興（東京都板橋区、阿部忠弘社長）の樹脂ホース・チューブ製品の需要動向は、前年度下期あたりから徐々に回復傾向を示し、今期（21年度４～８月）の売上はほぼコロナ発生前の水準に戻った。
業界別では、コロナ感染拡大に伴う営業自粛などが影響し、外食産業向けは低調な動きを見せる一方、半導体関連はコロナ前よりも伸びて好調が続く。自動車関連や食品工場なども回復基調が鮮明となっている。
製品では、今年１月に発売した新製品「スーパー柔軟フッ素チューブ（ウルトラソフト）」が好調だ。フッ素チューブは硬くて使いにくいというイメージがあったが、ウルトラソフトの最大の特徴である柔らかさは、製品改良を重ねることで、従来品（スーパー柔軟フッ素チューブ）に比べ柔軟性を４倍に向上させた。「発売から間もない製品だが、
全文：約1098文字
