東レインターナショナルは10月12日、東京ビッグサイトで18日から20日まで開催される「国際サステナブルファッションEXPO(秋)」に初出展すると発表した。
同EXPOでは、「捨てるを見直す」をコンセプトとし、10年相当の長期間着用が可能な透湿防水ウェアTORAIN(トレイン)など、同社が展開するサステナブルな製品が展示される。
一般的な透湿防水ウェアは防水膜として使用している樹脂素材が数年で劣化してしまったり、シームテープの剥がれにより縫い目から漏水してしまう課題があったのに対し、TORAINは加水分解に強く劣化しにくい防水膜を用い、さらに生地とシームテープ技術を組み合わせた、東レグループの素材~縫製一貫ソリューションによって実現した10年相当の使用に耐えられるウェアとして企画・開発された。製品寿命を長持ちさせることで、将来的な衣料廃棄物の削減に貢献する。
展示会場では、TORAIN開発の背景、耐久性を支える技術、目指している環境負荷低減に向けた今後の取組みについて詳しく紹介する。
「国際サステナブルファッションEXPO」は、世界から420社が出展する日本最大のファッション展である「ファッションワールド東京」を構成する展示会の一つとなっている。環境や社会問題に貢献することが求められる中、同展では「エコ」「エシカル」「リサイクル」「オーガニック」などサステナビリティを考慮した数々の製品が出展される。
同社は、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という東レグループの理念のもと、素材メーカー商社としてSDGs目標の「12.つ
くる責任つかう責任」に向き合い、東レの最先端素材を用いながら、環境に配慮した自社縫製品ブランドの企画・開発に取り組んでいる。「流行に左右されず、長く使えるものを選ぶ」「お気に入りの製品を使い続ける」という消費者意識の変化に対応し、長く持ち続けることが可能な製品を提供することで、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。