増販効果で大幅な増収 自動車部品5社の4~9月期

2021年12月02日

ゴムタイムス社

 自動車用ゴム部品メーカー5社の22年3月期第2四半期連結決算が出揃った。コロナ影響で大幅な自動車減産となった前年同期から生産が回復し、売上高対前年同期増減率を公表していないフコクを除いた4社は前年同期を上回った。利益面もコロナによる自動車増販の影響から増益となった。また、住友理工も前年同期に比べて営業損失額は大きく改善した。
 ◆豊田合成
 売上収益が3873億6300万円で同25・2%増、営業利益が129億9100万円で同187・8%増となった。売上収益は、日本や米州、中国等における半導体不足による減販影響はあったものの、全体では前期の新型コロナウイルスによる減産からの生産回復等により増収となった。利益は、市況の悪化や前期における政府補助金の反動はあったものの、前期のコロナからの回復による増販効果に加え合理化の努力もあり増益となった。
 ◆NOK
 シール事業の売上高は1653億4200万円で同34・4%増、営業利益は182億5700万円(前年同期

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