ブリヂストンは10月21日、東京・京橋のミュージアムタワー京橋1Fにあるショールーム「Bridgestone Cross Point(ブリヂストン クロス ポイント)」で、同社のデザイナーによる初の企画展「円の美学」がスタートしたと発表した。入場料は無料で、公開時期は10月4日~12月17日の予定。
同企画展は、同社のデザインプリンシプルに基づく「BRIDGESTONE DESIGN」の「美学」を表現するもので、プロダクトに宿る「円の美学」を美しいビジュアルとともに伝える。
会場となるミュージアムタワー京橋には、「創造の体感」をコンセプトにした「アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)」があり、京橋地区の注目スポットとなっている。同社は、ミュージアムタワー京橋1Fに同社グループのデザイン・ブランドを核とした社内外交流・共創活動の拠点として、「ブリヂストン クロス ポイント」を開設した。オフィスフロアには同社のコーポレートデザイン部門が入り、東京都小平市や神奈川県横浜市にある研究開発拠点の再構築と連動して、デザインを中心としたイノベーションを加速させている。
タイヤの機能美、「円の美学」を表現する今回の企画展は、デザイン専門誌で広告展開してきたビジュアルを用いたもので、その美しいビジュアルから今まで見たことのないタイヤの一面に気付くことができる。
館内の展示では、完全性の美を表現した乗用車用タイヤ「REGNO GR―XI」や、力強い造形美を表現した農業機械用タイヤ「VT―TRACTOR」など、同社の二輪、四輪、さらには月面探査車用タイヤまで、さまざまなタイヤ製品とそのデザインを紹介している。
ショールーム内の展示では「円の美学」、ショールーム外では「線の美学」をテーマとして、タイヤの実物やビジュアル、映像でタイヤの過去、現在、未来を紹介している。また、1966年から続く「どこまでも行こう」をテーマとしたブリヂストンの最新TVCMと、「人や社会に貢献し、そのデザインによって新しい未来を描いていく」という同社の想いを、「線の美学」に通じる1本の赤い線で綴った映像を公開している。