モトクロス用タイヤを新発売　ブリヂストンのバトルクロス

　ブリヂストンは10月22日、モトクロス用タイヤブランド「バトルクロス」の新商品、「バトルクロスＸ31」を２０２２年２月１日より発売すると発表した。発売サイズは６サイズ。

　「バトルクロス」は、長年のモトクロスレースで培った経験と技術を活かし、オフロードにおけるグリップとトラクション性能の向上を追求した同社のモトクロス用タイヤブランドで、今回発売する新商品「バトルクロスＸ31」は、ミディアム～ソフト路面における高い走破性を実現したタイヤとなっている。

　「バトルクロスＸ31」では、従来品ではリアタイヤのみに採用していた、接地性確保のための「キャッスルブロック」をフロントタイヤにも採用することで、グリップを向上している。また、柔らかい土壌では、タイヤは大きく土の中に沈み込み、ブロック周辺の溝部分も土壌に接触する。そこで、フロント・リアタイヤの溝底にバンカー（トレッド部のくぼみ）を配置することで、溝底が土壌に接触した際にバンカーのエッジ部が土壌に食い込み、ミディアム～ソフト路面での高い走破性を発揮する。さらに、バンカーによりトレッド面の剛性が下がり、周囲のブロックが路面に追従しやすくなることで、接地安定性も向上する。

　同社グループは、「２０５０年　サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、中期事業計画（２０２１―２０２３）を実行している。その中で、コア事業であるタイヤ事業の更なる強化に向けて、「断トツ商品」の開発を積極的に進めている。同社は、レースで培った経験と技術を活かしたモトクロス用タイヤブランド「バトルクロス」の商品ラインアップを拡充し、様々なスタイルのバイクライフにおいて、多くの人に愛用してもらうことで、より安心・安全で楽しいモビリティ社会の実現に貢献していくとしている。