バルカーの2022年3月期第2四半期連結決算は、売上高が247億4000万円で前年同期比14・4%増、営業利益は26億9600万円で同60・0%増、経常利益が28億1500万円で同59・8%増、四半期純利益が19億1600万円で同6・3%増となった。
セグメント別では、シール製品事業は、売上高が168億9400万円で同9・7%増、セグメント利益は23億500万円で同10・0%増となった。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けの拡大と自動車など機器市場向けの回復により、増収となった。
機能樹脂製品事業は、売上高が65億400万円で同31・8%増、セグメント利益は4億8300万円(前年同期はセグメント損失3億3900万円)となった。航空機や重電機器など機器市場向けの販売が停滞したものの、半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けと高機能化学品プラントなどプラント市場向けの需要が大きく回復した。
シリコンウエハーリサイクル事業他は、売上高が13億4100万円で同3・5%増、セグメント損失は9100万円(前年同期はセグメント損失6900万円)。主力事業は堅調に推移したものの、新規事業分野を含むH&S事業の状況が好転しなかった。
2022年3月期の通期連結業績予想は前回発表から数値を修正した。それによると、売上高は518億円で前期比15・8%増、営業利益が55億円で同58・3%増、経常利益が56億円で同52・5%増、当期純利益が37億円で同19・7%増を見込んでいる。
2021年10月28日