三井化学は10月28日、三菱ケミカルが保有するバイオマス原料由来ポリエステルに係る基本特許(日本国特許第4380654号)を含む関連特許について、三菱ケミカルとライセンス契約を締結したと発表した。
ライセンス対象の同製品は、再生可能なバイオマス原料を用いたPET(ポリエチレンテレフタレート)を指し、ボトルをはじめ様々な用途が見込まれており、従来の石油由来の製品と比べ、温室効果ガスの排出量を抑えることができる。
同社は、気候変動とプラスチック問題を一体として取り組むべき重要な社会課題と捉え、プラスチックを巡る課題に対し、バリューチェーン全体を視野に入れた、①リサイクル戦略、②バイオマス戦略に注力しており、PET樹脂を含む同社製品のバイオマス戦略推進を図っていくとしている。