BASFは10月27日、同社とイギリスのホッター社が、歩くたびにエネルギーを生み出すシューズを共同開発したと発表した。スポーツシューズ用に開発された同社のインフィナジーにより、アスリートに支持されるエネルギーリターンを実現する。
両社は、フットウェア市場をリードするコンフォートシューズに、より大きなエネルギーリターンを実現させた。同製品では、世界初の熱可塑性ポリウレタン発泡粒子(E―TPU)であり、優れた高反発性素材であるインフィナジーが、優れたクッション性を提供する。歩くたびにエネルギーが戻るため、疲労を軽減し、関節への衝撃を和らげる。
インフィナジーは、かかとと足裏の間に自然なクッション効果を与える。ホッター社の「Cushion+」テクノロジーと組み合わせることで、41種類以上のスタイルにおいて、アスリートも認めるエネルギーリターンを提供することができる。ホッター社の次期ワークウェアコレクションでは、インフィナジーの反発性と軽量化により、快適性をさらに向上させる。
インフィナジーは当初スポーツ業界向けに開発されたが、今回のパートナーシップにより、カジュアルウェアやフォーマルウェアにも応用できるようになり、フットウェア技術のマイルストーンとなった。また、ホッター社はインフィナジーを採用した最初のコンフォートシューズブランドのひとつとなり、特に55歳以上のコアユーザー、長時間の立ち仕事や通勤を余儀なくされる人々に向け、クッション性と快適性のある新たなシューズを提供していく。
同社グローバル・ビジネス・マネジメント・インフィナジー部門の責任者、ジェン・ピーター・ディエルセン氏は、「ホッター社とのコラボレーションは、ビジネスとカジュアルのデザインに革新的な技術を融合させ、活動的な人向けのパフォーマンスとスタイルを提供する」と述べている。