日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の8月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で102・6と前月から0・6ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、ポリビニルアルコールなど6品目が変動なく、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリフェニレンサルファイドなど10品目が上昇したが、ポリカーボネート、シリコーン、飽和ポリエステル樹脂の3品目が下降した。また8品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・4ポイント上昇し98・3だった。
内訳はプラスチック積層品、プラスチック継手、プラスチック雨どいなど12品目が変動なく、プラスチック床材、プラスチックフィルム・シート、電気機器用プラ製品など7品目が上昇した。下降については、プラスチック製容器(除中空成形)の1品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック積層品の124・3。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から0・9%下降し116・8となった。
内訳は酢酸ビニルモノマーだけが変動なしとなり、フタル酸系可塑剤、ブタン・プチレン、キシレンなど8品目が上昇した。ベンゼン、スチレンモノマー、ビスフェノールAなど7品目が下降となった。品目別でみていくと、フタル酸系可塑剤が3・9ポイントともっとも上昇した。