カワタの22年3月期第2四半期連結決算は、売上高が84億5000万円で前年同期比2・8%減、営業利益が2億8900万円で同3・3%減、経常利益が3億1400万円で同11・7%増、四半期純利益が1億5900万円で同20・8%増となった。
セグメント別では、日本の売上高は50億8600万円で同16・1%減、営業利益は2億6500万円で同53・1%減となった。新型コロナウイルスの感染再拡大により度重なる緊急事態宣言の発出等があったものの、日用雑貨や容器・物流関連の受注は引き続き堅調に推移した。一方、自動車関連については前年度末の受注残高が少なかったことから売上が減少した。
東アジアの売上高は30億500万円で同22・8%増、営業利益は4400万円(前年同期は1億7900万円の営業損失)。米中貿易摩擦は依然として改善されないものの、新型コロナウイルスの感染者数を抑制している中国では景気回復は堅調に推移しており、自動車関連を中心とした受注増となった。
東南アジアの売上高は8億3300万円で同16・0%増、営業利益は400万円(前年同期は6800万円の営業損失)。変異株の発生に伴う新型コロナウイルスの感染拡大等により景気回復に遅れが生じているが、一部地域では設備投資の持ち直しの動きが見られた。
北中米の売上高は9400万円で同49・0%増、営業損失は3800万円(前年同期は4300万円の営業損失)。メキシコでは半導体不足による自動車関連を中心とした製造業の減産等が続いたが、アメリカでは新型コロナウイルスに対するワクチン接種や行動制限の緩和が進んだこと等により売上が増加した。
22年3月期連結業績の通期予想は、売上高は187億円で同11・4%増、営業利益は8億3000万円で同64・0%増、経常利益は7億8000万円で同30・6%増、当期純利益は5億1000万円で同72・0%増を見込んでいる。