朝日ラバーは10月28日、第10回メディカルクリエーションふくしま大賞の優秀賞を受賞したと発表した。
同社では、主力事業として医療・ライフサイエンス事業を展開しており、医療現場の安全や使いやすさに貢献できる製品、また、診断解析に役立つ製品の開発と生産を進めている。
同社の国内工場の拠点がある福島県では、2005年から、異業種製造業の高い技術力に着目し、医療機器分野への新規参入促進を目指して「うつくしま次世代医療産業集積プロジェクト」を実施しており、医療機器設計開発製造に関する展示情報展「メディカルクリエーションふくしま」を開催している。同社は2008年から同展示会への出展を続けている。
メディカルクリエーションふくしま大賞は、同展示会の出展社のうち、自社にて製品や部材、素材の開発・製造を行っている企業を対象としており、同社は、福島県医療福祉機器産業協議会に加盟し、県内の大学や企業と連携して医療産業に貢献できる製品の研究開発の取り組みを進めている。
こうした同社の取り組みが評価され、今回、メディカルクリエーションふくしま大賞の優秀賞を受賞した。今後も同社は独自の技術を活かして、協調、共創関係を推進し、事業を通じて社会の課題解決に貢献していくとしている。
同社は、「AR―2030VISION」で掲げたビジョン「社会に貢献する企業として成長し続ける」の達成に向けて、世界共通の目標であるSDGsのゴールを基に、同社が重点的に取り組むべき課題を整理し、目標を設定した。ゴール3の「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」について、医療産業の発展に貢献できる技術開発とものづくりに取り組んでいる。ゴール17の「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」について、同社は、大学や研究機関の最先端の知見と同社技術との融合で特徴ある技術開発により、持続的な社会の実現に貢献できる製品開発を進めている。