特集1 ゴム金型技術の活用方法と現状を追う 硬質ゴムパッドを使ったマグネシウム板の常温成形と金型変形解析

2021年11月04日

ゴムタイムス社

*この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH」に掲載されました。
*記事で使用している図・表はPDFで確認できます。

特集1 ゴム金型技術の活用方法と現状を追う

硬質ゴムパッドを使ったマグネシウム板の常温成形と金型変形解析

岐阜大学 山下実・新川真人

1.はじめに
 高分子材料であるゴム、プラスチックは、金属材料にはない特性を活用して様々な分野に使用されている。その両者の材料は、製造中に加硫工程の有無に違いはあるものの、金型で成形するという共通点がある。製造工程に着目すると、材料に熱、圧力を加えることによって金型内閉空間への充填、固化(ゴムの場合には加硫)が行われるとともに、その後は金型を分割して製品を離型


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