ダイキン工業の2022年3月期第2四半期決算は、売上高は1兆5588億6300万円で前年同期比26・8%増、営業利益は1927億600万円で同46・4%増、経常利益は1968億4400万円で同49・3%増、四半期純利益は1390億9800万円で同64・4%増となった。
化学事業セグメント合計の売上高は1018億8200万円で同36・5%増、営業利益は154億8600万円で同160・8%増となった。
フッ素化学製品全体の販売は、新型コロナウイルスの世界的流行の影響で大きく落ち込んだ昨年に対し、半導体・自動車分野を中心に広範囲で需要が回復したこともあり、売上高は前年同期を大きく上回った。フッ素樹脂は、世界的な半導体・自動車関連の需要回復が鮮明になってきており、売上高は前年同期を大きく上回った。また、フッ素ゴムも自動車関連を中心に需要の回復が顕著となり、売上高は前年同期を大きく上回った。
そのほか、化成品のうち、表面防汚コーティング剤は需要の停滞が見られたものの、撥水撥油剤や半導体向けエッチング剤などの需要が回復した。
通期の連結業績予想は直近の公表から修正があり、売上高は2兆9300億円で前期比17・5%増、営業利益は3000億円で同25・7%増、経常利益は3020億円で同25・7%増、当期純利益は2030億円で同29・9%増を見込んでいる。
2021年11月05日