三井化学は11月5日、中島一取締役常務執行役員らが出席し、2022年3月期第2四半期決算を開催した。2022年3月期第2四半期業績(IFRS適用)は、売上収益は7435億3500万円で前年同期比38・5%増、コア営業利益は942億7600万円で同407・6%増、営業利益は944億9900万円で同427・9%増、四半期利益は739億4000万円で同670・1%増となった。
説明会冒頭、中島氏は「21年度上期はコロナ影響があった昨年度の上期からの需要回復に伴い販売が回復したことや、ビスフェノールAなどの海外市況の上昇などがあり、業績は大きく改善した。さらに下期の状況なども勘案し、21年度通期は売上・利益ともに上方修正を実施した」と語った。
セグメント別では、22年3月期第2四半期のモビリティの売上収益は1911億900万円で同44・8%増、セグメント利益は240億8400万円で同194・0%増となった。PPコンパウンド、エラストマー、機能性コンパウンドについては、部材不足に伴う車生産の影響はあるものの、コロナ影響を激しく受けた前年度上期の水準からは大きく回復している。また、価格改定に伴う交易改善や原料価格上昇による在庫評価益なども寄与し、営業利益は大きく増加した。
このうち、合成ゴム