ニッタの22年3月期第2四半期連結決算は、売上高が413億2000万円、営業利益は31億200万円で同160・4%増、経常利益は74億4500万円で同264・3%増、四半期純利益は61億1000万円で同283・1%増となった。収益認識に関する会計基準等を当期の期首から適用しており、第2四半期の売上高の対前年同四半期増減率は公表していない。
ベルト・ゴム製品事業の売上高は127億4500万円、セグメント利益は18億2900万円と同84・5%増だった。ベルト製品は、国内は物流業界向けが好調に推移し、工作機械向けも回復傾向となった。海外は物流業界向けや繊維業界向け等が好調だった。
ホース・チューブ製品事業の売上高は161億8300万円、セグメント利益は、9億5900万円で同8億9300万円増。ホース・チューブ製品は、国内、海外ともに半導体製造装置向けや建設機械向けが好調に推移。自動車向けは、半導体不足等の影響を受け低調ではあるものの、前年同期比では回復傾向を示した。
化工品事業の売上高は58億3200万円、セグメント利益は1億2800万円と同9700万円増。化工品事業製品は、国内は鉄道車両向け製品が堅調でしたが、引布製品や遮水製品が低調に推移した。海外は、OA機器部品の需要が回復した。
その他産業用製品事業の売上高は46億6400万円(前年同四半期は45億3900万円)となり、セグメント利益は8500万円と同80・5%増。空調製品は半導体業界向けや測定器が堅調だった。
通期の業績予想は利益面を上方修正した。売上高は800億円で前期比8・9%増、営業利益は50億円で同74・8%増、経常利益は120億円で同103・0%増、当期純利益が97億円で同105・3%増を見込んでいる。なお当期の期首より収益認識に関する会計基準等を適用しているため、連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっている。