横浜ゴム グループ会社が受賞 循環型社会形成推進功労者表彰

2021年11月15日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは11月8日、同社のグループ会社であるヨコハマタイヤリトレッドの北海道事業所(ヨコハマタイヤリトレッド北海道事業所)が10月20日に、環境省が主催する「令和3年度循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」の「3R活動優良企業」を受賞したと発表した。同賞をタイヤメーカーが受賞するのは初めて。

 「循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」は、3R(廃棄物の抑制=リデュース、再使用=リユース、再利用=リサイクル)活動を推進し、循環型社会の形成に顕著な成果を上げている個人や企業、団体を表彰する制度で、継続性や実績・効果、独創性、先進性、地域性など幅広い視点から活動が評価される。

 ヨコハマタイヤリトレッド北海道事業所は、北海道内で発生する使用済みタイヤからリトレッドタイヤを製造し道内で販売する地産地消事業を行っている。また、製造途中で発生するゴム資源も地元企業と連携してタイヤ以外の商品へリサイクル活用するなど完全ゼロ・エミッションを達成し、二酸化炭素削減活動も推進している。今回、こうした積極的な環境保全活動が評価された。なお、同事業所は3月に「北海道ゼロ・エミ大賞」の「大賞」を受賞、また、北海道グリーン・ビズ認定制度の「創意あふれる取組」部門認定および「優良な取組」部門ランク★★★認定を受けている。「大賞」受賞およびこれら2つの認定取得もタイヤメーカーでは初めてとなる。そのほか「北海道リサイクル製品」認定を取得している。

 同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めている。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー