横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」装着車が2021年11月6日から7日にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された国内最高峰のツーリングカーレース「2021 AUTOBACS SUPER GT」第7戦のGT500クラスで2位表彰台を、GT300クラスで優勝と3位表彰台を獲得した。
ヨコハマタイヤ勢は、GT500クラスの予選でフロントロウを独占した。決勝レース序盤では、ポールポジションからスタートしたTGR TEAM WedsSport BANDOHの「WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資選手/宮田莉朋選手)」がトップグループの中でレースを展開した。その後のレース前半に3位に後退したが、最終周にポジションアップして2位に浮上しゴールした。「WedsSport ADVAN GR Supra」の表彰台獲得は、第4戦に続き今シーズン2度目となる。
ヨコハマタイヤ勢は、GT300クラスの予選でもポールポジションを獲得した。全車ドライバー交代を終えると予選5位ながらピットインでタイヤ交換をリアタイヤ2本にして作業時間を短縮したAudi Team Hitotsuyamaの「Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗選手/篠原拓朗選手)」がトップに立った。その後は安定した走りで逃げ切り、昨年第6戦以来の優勝を飾った。3位入賞したKONDO RACINGの「リアライズ日産自動車大学校GT―R(藤波清斗選手/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手)」は、第1戦と第5戦に続き表彰台を獲得し、チームランキング、ドライバーランキングともに2位で最終戦を迎える。
同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。