旭化成のパフォーマンスプロダクツ事業本部で扱う合成ゴムは、S-SBR「タフデン」を中心に、BR「ジエン」と「アサプレン」、S-SBR「タフデン」と「アサプレン」がある。
21年度上半期(4~9月)の合成ゴムの需要動向を振り返ると、第1四半期では自動車関連の回復に伴い、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた前年度と比較しておおむね好調だった。一方、第2四半期は、世界的な半導体不足や原材料不足、物流のトラブルなどの影響により、やや下降しているという。上半期全体としては、新型コロナの影響を大きく受けた20年度の反動にさらにプラスされた形で好調を維持しており、S-SBRの各生産拠点