プラ事業は国内外ともに好調 アキレスの4~9月期

2021年11月12日

ゴムタイムス社

 アキレスの2022年3月期第2四半期決算は、売上高が364億3100万円、営業利益が6億800万円、経常利益が8億5500万円、四半期純利益が5億1500万円となった。「収益認識に関する会計基準」等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しているため、2022年3月期第2四半期の各数値は会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期増減率は記載していない。

 プラスチック事業の売上高は176億2700万円、セグメント利益は13億9800万円となり、収益認識会計基準等の適用により、売上高は7億4100万円減少した。このうち、車輌内装用資材は、半導体不足や東南アジアからの部品調達難による自動車メーカーの減産の影響を受けたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により自動車メーカーの生産が停止となった前年に比べ、国内外ともに回復傾向に推移した。フイルムは、国内では半導体市場の活況に牽引されエレクトロニクス分野向けフィルムの販売が好調に推移した。海外では、欧州・豪州を中心として窓用フィルムの販売が引き続き好調に推移したほか、北米で医療用途・印刷用途向けフィルムの販売が好調に推移した。建装資材は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による市況低迷から回復基調となったことに加え、新柄投入の効果により、好調に推移した。引布商品では、米国向けゴムボートの販売が好調に推移した。

 産業資材事業の売上高は136億8000万円、セグメント利益は8億4200万円となった。収益認識会計基準等の適用により、売上高は7億7900万円減少した。このうち、ウレタンは寝具・雑貨用ともに新型コロナウイルス感染拡大の影響による市況低迷から回復基調となったが、車輌用は自動車メーカーの減産の影響を受けて低迷した。断熱資材は、戸建住宅向けを含むボード製品、パネル製品、スチレン製品とも回復基調で推移した。工業資材は、半導体分野向けウエハー搬送用部材は海外ユーザーを中心に販売拡大し、RIM成形品は国内における医療機器向けが伸長した。
 22年3月期の通期業績予想は、売上高は770億円、営業利益は16億円、経常利益は21億円、純利益は13億円を見込んでいる。なお2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用しているため、連結業績予想は会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期及び対前年同四半期増減率は記載していない。

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