生活用品事業は32%増益 オカモトの4~9月期

2021年11月12日

ゴムタイムス社

 オカモトの2022年3月期第2四半期連結決算は、売上高が444億9900万円で前年同期比13・2%増、営業利益は45億2000万円で同41・4%増、経常利益は51億9400万円で同35・0%増、当期純利益は32億6200万円で同27・6%増となった。
 産業用品事業の売上高は282億7000万円で同14・2%増、セグメント利益は13億5500万円で同31・7%増となった。
 一般用フイルムは、新型コロナウイルス感染症対策としての飛沫飛散防止用途が落ち着き売上減となった。工業用フイルムは、一部輸出に回復の兆しが見られ売上増。建材用フイルムは、鋼板用及び自動車加飾用の回復により売上増となった。壁紙は、住宅着工件数は増加傾向に転じたものの、ウッドショック等関連資材の調達遅れによる工期の長期化の影響もあり、売上は前年並みとなった。
 自動車内装材は、前年同期は新型コロナウイルス感染症による自動車の大幅減産の影響があり、今期も半導体不足による自動車の減産の影響はあるものの、売上は大幅増となった。工業用テープは、自動車部材向けが堅調で売上増となった。
 生活用品事業の売上高は161億円で同11・7%増、セグメント利益は39億6400万円で同32・7%増となった。
 コンドームは、国内は引き続きインバウンド需要が回復せず、外出自粛による小売市場低迷の影響もあり、売上は前年並みとなったが、海外向けは引き続き好調で売上増となった。除湿剤は、前年に比べて気温・湿度が低かったため売上減。手袋は、家庭用は新商品上市により堅調に推移し、産業用も引き続き堅調だったが、医療用を含む使い捨て手袋が前年の反動により売上減となった。
 22年3月期通期業績予想は前回発表から変更はなく、売上高は880億円で前期比1・9%増、営業利益は78億円で同5・7%減、経常利益は86億円で同 12・2%減、当期純利益は57億円で同0・1%増を見込んでいる。

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