販売好調で増収増益に バンドー化学の4~9月期

2021年11月12日

ゴムタイムス社

  バンドー化学の22年3月期第2四半期連結決算(IFRS)は、売上収益は461億4400万円で同24・3%増、コア営業利益は43億7600万円で同230・2%増、営業利益は48億4700万円で同237・3%増、四半期利益は37億9800万円で同269・3%増となった。
 セグメント別では、自動車部品事業の売上収益は197億9300万円で同36・7%増、セグメント利益は16億6700万円で同740・0%増となった。国内は積極的な営業活動により補修市場向け品揃えの拡大や多用途四輪車用変速ベルトの販売が増加したことに加え、自動車生産台数の回復により、補機駆動用伝動ベルト、補機駆動用伝動システム製品の販売が増加した。海外は中国は主要顧客の生産台数の増加や補修市場への拡販により補機駆動用伝動ベルトなどの販売が伸長。米国、欧州、アジア地域も販売が増加した。
 産業資材事業の売上収益は171億6300万円で同12・9%増、セグメント利益は19億5400万円で同80・7%増となった。
 一般産業用伝動ベルトは、国内は民間設備投資が増加したことにより、産業機械用伝動ベルトの販売が増加。海外は中国、アジア地域において農業機械用および産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、米国、欧州地域で産業機械用伝動ベルトの販売が増加した。運搬ベルトは、国内はコンベヤベルト、樹脂コンベヤベルトの販売が増加した。

 高機能エラストマー製品事業の売上収益は70億4200万円で同28・4%増、セグメント利益は4億1300万円(前年同期はセグメント損失3億5900万円)。
 通期の業績予想は、売上収益は900億円で同10・6%増、コア営業利益は60億円で同21・5%増、営業利益65億円で同20・9%増、当期利益は45億円で同14・1%増を見込んでいる。

 

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