国内海外ともに増収 タイガースポリマーの4~9月

2021年11月12日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの22年3月期第2四半期決算は、売上高が192億9700万円で前年同期比18・2%増、営業利益は5億3300万円(前年同期は1億5100万円の損失)、経常利益は6億4700万円(前年同期は7400万円の損失)、四半期純利益は2億1400万円(前年同期は3億100万円の損失)となった。
 セグメント別では、日本の売上高は98億4700万円で同2・4%増、セグメント利益は2億7200万円で同69・9%増となった。自動車部品の販売は減少したものの、産業用ホース・家電用ホース・ゴムシートの販売が増加した。また、販売増加が減価償却費等の増加を吸収し、増収増益となった。
 米州の売上高は68億3700万円で同50・0%増、セグメント損失は3900万円(前年同期は4億8000万円のセグメント損失)となった。米国では、自動車部品は前年同期のロックダウンによる長期間の操業停止の反動で販売が増加し、増収増益となった。産業用ホースも前年同期の販売減少の反動により、増収増益となった。メキシコの自動車部品は、為替換算上の影響により増収となったが、諸経費が増加し減益となった。
 東南アジアの売上高は12億9900万円で同9・1%増、セグメント利益は5700万円で同1235・9%増となった。タイでは、自動車部品の国内販売・米州向け販売の増加と経費削減等により、増収増益となった。マレーシアでは、家電用ホースの販売は増加したが材料費、人件費等が増加し、増収減益となった。
 中国の売上高は30億3800万円で同29・9%増、セグメント利益は1億9800万円で同37・2%増となった。自動車部品・家電用ホースともに販売が増加したことに加え、為替換算上の影響により、増収増益となった。
 通期の連結業績予想については修正はなく、売上高が397億円で前年同期比8・5%増、営業利益が12億円で同64・2%増、経常利益は13億5000万円で同7・5%減、当期純利益が600万円で同22・0%減を見込んでいる。

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