横浜ゴムは11月12日、高温耐熱性と難燃性を兼ね備えた難燃高温耐熱性ベルト「Flame GUARD Super 100」を発売したと発表した。
「Flame GUARD Super 100」は国内外で高温耐熱性が高く評価されている耐熱性コンベヤベルト「Hamaheat Super 100」をベースに開発した商品となる。耐熱性能については「Hamaheat Super 100」と同様の運搬物温度100~400℃、ベルト表面温度60~200℃を確保しながら、日本産業規格(JIS)のJIS計6324:2013難燃性コンベヤゴムベルト3等級の難燃性を実現している。
近年、焼結鉱やコークスなど高温の物質を運搬するコンベヤベルトラインでは、安全性をより高めるため、熱によるベルトの劣化を防ぐ高温耐熱性に加えて、ベルトの燃焼を防ぐ難燃性(自己消火性)を有する商品のニーズが高まっている。同社はこうしたニーズに応えるため、様々な耐熱性ベルトや難燃性ベルトを生み出してきたゴム配合技術を駆使し、両性能を併せ持つ「Flame GUARD Super 100」を開発した。
同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」に取り組んでいる。 MB(マルチプル・ビジネス)事業では強みであるホース配管事業と工業資材事業にリソースを集中して同事業の成長をけん引し、安定収益を確保できる構造を目指している。その施策のひとつとして工業資材事業では、得意市場であるコンベヤベルト市場における圧倒的なプレゼンスの確立を掲げていく。
2021年11月15日