TOYO TIREの2021年12月期第3四半期連結決算は、売上高は2828億800万円で前年同期比14・6%増、営業利益は396億6300万円で同79・9%増、経常利益は 417億8100万円で同141・9%増、四半期純利益は288億6600万円で同188・9%増となった。
タイヤ事業の売上高は2539億6800万円で同15・1%増、営業利益は411億6100万円で同71・3%増となった。
北米市場の市販用タイヤは、同社が強みとする大口径ライトトラック用タイヤやSUV用タイヤを中心に引き続き販売が好調で、販売量は前年度を大きく上回った。また、売上高は値上げによる相乗効果もあり、販売量以上に前年度を大きく上回った。
欧州市場における市販用タイヤは、採算性を意識した供給戦略の継続並びに物流遅延等の影響により、販売量は前年度を下回ったが、値上げや商品ミックスの改善により、売上高は前年度並み。
国内市場の市販用タイヤは、引き続きコロナ感影響を受けたが、同社強みのSUV用タイヤの販売に注力し、販売量は前年度を大きく上回り、売上高も前年度を上回った。新車用タイヤは、コロナや半導体不足による自動車メーカーの減産の影響を受けたが、販売量、売上高ともに前年度を上回った。
自動車用部品は、半導体不足による自動車メーカーの減産の影響を受けたものの、売上高は288億1600万円で同10・4%増、営業損失は 14億9700 万円(前年同期は19億8000万円の損失)となった。
21年12月期通期業績見通しは前回予想から変更なく、売上高は3920億円で前期比14・0%増 、営業利益は480億円で同32・1%増、496億円で同60・6%増、当期利益は328億円で同180・8%増を見込んでいる。
2021年11月15日