朝日ラバーの2022年3月期第2四半期連結決算は、売上高が36億3200万円で前年同期比27・5%増、営業利益は1億7600万円(前年同期は営業損失1億7900万円)、経常利益は1億7800万円(前年同期は経常損失1億2800万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億3500万円で同1822・8%増となった。
セグメント別に見ると、工業用ゴム事業の売上高は30億4000万円で同36・3%増、セグメント利益は2億8300万円(前年同期は1億1100万円の損失)となった。同事業では、前年同四半期に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けていた自動車向け全般の製品や卓球ラケット用ラバーなどの売上高が順調に回復した。RFIDタグ用ゴム製品は、その影響を受けて需要が低迷し受注が減少した。
医療・衛生用ゴム事業の売上高は5億9100万円で同4・5%減、セグメント利益は5500万円で同37・4%減となった。同事業では、プレフィルドシリンジガスケット製品や採血用・薬液混注用ゴム栓が、前期下期より引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けた在庫調整により、売上高が減少した。
通期の連結業績予想は売上高が72億5200万円で前期比11・8%増、営業利益が3億2100万円、経常利益が3億1100万円、当期純利益が2億3600万円で同107・4%減を見込んでいる。