クリヤマホールディングスの2021年12月期第3四半期連結決算は、売上高は、440億3000万円で前年同期比18・5%増、営業利益は35億3200万円で同66・5%増、経常利益は39億1500万円で同59・5%増となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は32億2600万円で同92・4%増となった。
アジア事業の産業資材事業は、売上高は134億3900万円で同22・0%増となり、営業利益は21億1400万円で同45・2%増となった。国内の建機・農機メーカー各社における生産台数が高水準を維持している中で、環境問題に対応するための需要が旺盛なことから、尿素SCR用モジュール・タンクの販売が好調に推移。また、中国では政府による公共投資に一服感がありながらも現地建機メーカーの生産台数は高止まりしており、販売も高水準となった。スポーツ・建設資材事業では、売上高67億7500万円、同8・7%減、営業利益は4億900万円、同30・8%減となった。陸上競技場や体育館などの文教施設における改修、新設物件の受注が順調なことから、陸上競技用トラックの「モンドトラック」、体育館用床材「タラフレックス」をはじめとしたスポーツ関連の販売が好調に推移した。
北米事業は売上高は203億7800万円、同25・9%増、営業利益は15億8200万円、同81・6%増となりました。
欧州事業は売上高は29億8300万円、同40・3%増、また、昨年実施した減損処理およびスペイン製造販売子会社の固定費削減により収益性が改善されたことから、営業利益は2億2000万円、(同期は1億14百万円の営業損失)となった。
通期の連結業績予想は、売上高585億円、同17・1%増、営業利益38億円、同31・1%増、経常利益43億円、同29・5%増、当期純利益34億円、同135・3%増を見込んでいる。
2021年11月15日