住友理工は11月11日に「第7回SDGs学生小論文アワードby住友理工」の最終審査会を実施し、9本の各賞を決定したと発表した。今回の募集テーマは「グリーンとデジタルを追い風に社会を変える企業とは」。
同アワードの最優秀賞は、武井七海さん(京都大学大学院)の「慈善事業から本業へ―⾧期的な視点をもった持続可能な製造業へ―」、最優秀次席には、林友梨香さん、本庄将武さん、大石菜々子さん(いずれも法政大学)の「非接触テクノロジーが生み出す社会の未来像」が選ばれた。また今年度は新型コロナウイルス感染防止のため表彰式は行わず、後日、受賞者と審査委員らとの意見交換の場を設ける予定となっている。
新型コロナウイルスによって、社会が大きく変容を遂げる中、SDGsの目標年である2030年まで、残すところ10年を切った。同社では、SDGsが定めたゴールを達成するためのカギは「脱炭素」と「DX」であるととらえ、社会を変革するためには、脱炭素とDXを軸にどのような取り組みが必要なのか、今後の社会、環境、経済の変化を踏まえて、学生ならではの独自の視点での具体的な方法を募集した。
同社グループは、今回応募の学生の新鮮な意見を事業運営に生かし、引き続き、青少年育成に貢献する活動を推進していくとしている。