東ソーは1986年に国内で初めてPPS(ポリフェニレンサルファイド)の生産を開始したことで知られ、四日市事業所で「サスティールPPS」を生産している。
サスティールの需要先は6割が自動車部品向けで、残り4割が電気電子部品、機械部品、家電やOA機器など。生産能力はニートレジン年産2500t、コンパウンド年産4200tの生産規模を有している。足元のサスティールの需要については「昨年秋口からの自動車生産の回復を背景に、フル生産に近い状況にはある」としつつも、「米中貿易摩擦が起きる前の18年前半の水準