主要プラスチック関連上場企業の22年3月期第2四半期連結決算が出揃った。コロナ禍から回復傾向に加え、原材料市況の高騰も寄与し、前年同期と比較可能な33社中増収企業は29社となった。
プラスチック関連上場40社合計の売上高は3兆4425億700万円で前年同期比22・4%増となり、増収企業は29社(前年同期は12社)となった。なお、売上高は森六ホールディングスや大日精化工業、積水化成品工業、ユニチカは第1四半期の期首より「収益認識に関する会計基準」を適用しており、売上高対前年同期増減率を公表していない。
プラスチック業界を取り巻く環境は、半導体不足による自動車減産や原燃料価格の上昇、海上物流網の混乱などのマイナス影響があった。その一方で、コロナ禍からの経済回復によりプラスチック原料
2021年11月29日