日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の9月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で104・9と前月から0・6ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、ポリビニルアルコールなど9品目が変動なく、シリコーン、フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂など7品目が上昇したが、ポリスチレンや飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂の3品目が下降した。また6品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・1ポイント下降し98・3だった。
内訳はプラスチック積層品、強化プラ管板類、再生プラスチック成形材料など5品目が変動なく、硬質プラ発泡製品、軟質プラ発泡製品、合成皮革など5品目が上昇した。下降については、プラスチック床材、プラスチック雨どい、プラスチックフィルム・シートなど10品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック積層品の124・5。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から0・5%下降し116・4となった。
内訳はアクリロニトリル、酢酸ビニルモノマー、アクリル酸エステル、フタル酸系可塑剤の4品目が変動なしとなり、ビスフェノールA、オクタノール、ベンゼンなど9品目が上昇した。フェノール、キシレン、パラキシレンの3品目が下降となった。品目別でみていくと、ビスフェノールAが6・2ポイントともっとも上昇した。