加貫ローラ製作所(大阪市生野区、加貫泰弘社長)の21年度上半期売上は前年同期比で改善傾向で進捗し、コロナ前の19年度に戻りつつある。
分野別では、紙離れの影響で市場自体は年々縮小し、印刷用は厳しい状況が続く。ただ、油性からUV印刷への流れが継続していることから、UV印刷用の「アバントUV」は安定した需要を維持する。
工業用では、同社がメインに据えるフィルム用の高機能フィルム関係は、コロナ禍でも大きな落ち込みは見られなかった。ただ、それでも設備投資を控えた動きも見られたという。今後は新規案件が徐々に動き出すとみられ、「高機能フィルム関係は今後の