日本ゼオンは今期からゴム事業部とラテックス事業部を統合し、新たにエラストマー事業部を発足させた。
上半期のゴムとラテックスの需要動向を振り返ると、合成ゴムでは昨年の秋頃から自動車生産が回復したと同時に、需要が好調に推移した。その好調さが上半期も続き、フル生産状態だった。汎用ゴムと特殊ゴムは自動車生産台数の回復ともに需要が伸長しており、半導体不足の影響が出ているものの、8月までは需要が旺盛であり「とくに特殊ゴムは需要が高く、一部のお客様にはタイムリーに提供できないほど忙しかった。販売面では、19年の水準よりも