日本触媒は11月25日、今年4月公表の同社グループ長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」に基づき、「3つの変革」のひとつである「環境対応への変革」について、2050年に向けたCO2排出削減ロードマップを策定したと発表した。
長期ビジョンの最終年となる2030年CO2排出量削減目標については、同社は昨年、10%の削減目標を策定したが、その後のわが国の温室効果ガス削減目標の見直しの動き等も踏まえ、まずは同社グループ全体のCO2排出量の約7割を占める国内のCO2排出量削減目標を30%に見直した。今後、海外についても順次検討を進めていく。
なお同社は、サプライチェーン全体でのCO2排出量(Scope3)削減に貢献するため、「環境貢献製品(利用段階等でCO2排出量削減に貢献する製品)の開発、普及拡大」「CO2回収・再利用技術(カーボンリサイクル技術)の開発、普及」「マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクルの開発、社会実装」の3項目についても強力に推進するとしている。