固形苛性ソーダを値上げ 東ソー、12月21日出荷分より

2021年11月30日

ゴムタイムス社

 東ソーは11月29日、固形苛性ソーダについて12月21日出荷分より価格改定を実施すると発表した。価格改定幅は現行価格からプラス20円/kg以上。対象製品はトーソーパール、フレーク苛性ソーダ。

 固形苛性ソーダの国内需要は昨年を上回るペースで推移し、海外市場、特にアジア市場においては需要の伸長に供給不足が重なり、市況価格は上昇している。また、物流費、設備の更新・補修費、エネルギーコストの上昇は自助努力の限界を超えており、適正な採算確保が困難な状況となっている。このような状況下、同社は引き続きコスト削減、省力化、合理化等、あらゆる施策を実施していくが、国内の需要に対して、安定生産・安定供給を継続するためには価格改定が必要との判断に至った。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー