ブリヂストンは11月29日、同社がタイヤを供給している「TGR TEAM au TOM’S(ドライバー・関口雄飛選手、坪井翔選手)」が、28日に最終戦を迎えた国内最高峰の4輪レース「2021 AUTOBACS SUPER GT」のGT500クラスでシリーズチャンピオンを獲得したと発表した。ブリヂストンタイヤ装着チームがSUPER GTのGT500クラスでシリーズチャンピオンを獲得するのは2016年から6年連続となる。
「TGR TEAM au TOM’S」の伊藤大輔監督は、「シーズン中はなかなか優勝できず、最終戦もわずかな可能性のなかで戦う厳しい展開となったが、最後まで諦めずに頑張った成果が実ったのだと思う。最終戦では路面温度の変化が激しく、難しい状況の中でも、我々が選んだブリヂストンのタイヤが非常に幅広い温度レンジに対応してくれたことがとても心強かった。ドライバーにも、タイヤは問題ないから最後までプッシュしていいよと自信を持って伝えることができた。この勢いで、これからもブリヂストンと共にいいレースをしていきたいと思う」とコメントしている。
同社グループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げ、中期事業計画(2021―2023)を実行している。その中で、コア事業であるタイヤ事業の「断トツ商品」開発を更に強化するために、タイヤの限界性能を追求するモータースポーツを通じた技術の研鑽につとめている。また、同社グループは、モビリティ社会を支える一員として、今後も国内外で幅広く、サステナブルなモータースポーツ活動を通じて、自動車産業およびモータースポーツ文化の発展に貢献していくとしている。