ピレリは11月13日、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールドインデックスおよび同ヨーロッパインデックスの自動車および関連部品セクターにおいて高い評価を受けたと発表した。S&Pグローバルによる年次評価によると、同社は、所属するセクターの平均値31に対し77ポイントというセクター中トップクラスのスコアを獲得した。特に、ガバナンスおよび経済、イノベーション・マネジメントと課税に関するポリシー、環境の管理、気候変動対策においてトップクラスの評価を得た。最終的に、同社は社会的環境面において最高のスコアを獲得した。
同社Executive Vice Chairman and CEOのマルコ・トロンケッテイ・プロヴェーラ氏は、「ピレリが今年もダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・インデックスで高い評価を得たことは、ピレリの持続可能性へのコミットメントを示しており、会社として誇りに感じている。我々にとって持続可能性は、ビジネスモデルや成長戦略であり、そして何よりもすべてのステークホルダーへの価値創造における絶え間ない改善を行う挑戦だ」とコメントしている。
Global Head of ESG Research,S&P Globalのマンジット・ジャス氏は、「ピレリがダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールドインデックスおよびヨーロッパインデックスに選定されていることを喜ばしく思う。 DJSIに選定されることは、産業界におけるサステナビリティ・リーダーの証となる。2021年Corporate Sustainability Assessment(CSA、コーポレートサステナビリティ評価)に過去最多数の企業が参加していることは、ESG情報開示と透明性への動きが拡大していることを示している」と述べている。
1999年に開始されたS&Pグローバルのダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスは、世界レベルでの持続可能性に関する最も重要な株式市場インデックスの一つで、その年次分析は1万社の企業を対象としている。