■ 新年インタビュー
4Kで事業再構築を目指す
早川ゴム 横田幸治社長
医療関連や屋根防水材などで新製品や新工法開発が加速している早川ゴム。「21年は面白い製品をたくさん上市できた年だった」と語る横田幸治社長に部門別や製品開発の状況などを尋ねた。
◆21年を振り返って。
緊急事態宣言が発出された期間が長く、社内の席に座っている時間が多かった。ただ、その分、腰を据えて社内の問題に気づけた年だった。社内ではWEBツールを活用しながら打ち合わせを増やしたことで、製品開発のスピードが進み、面白くて今後に期待できる製品をたくさん上市できたと思う。
◆21年度業績見通し。
21年度(21年12月期)業績は、売上高は前年並みか若干のプラス、営業利益は増益で着地する見通しだ。売上は夏ごろまでは厳しい状況で推移していたが、9月頃から潮目が変わり、11月まで計画を大幅にクリアした。原材料価格が上昇するなかで、営業増益になるのは経費が前年度から減った要因もあるが、医療分野や屋上防水分野などで利益の高い製品を上市したことも寄与した。
◆部門別の現況は。
土木部門では、東京オリンピック期間中に公共工事が一時停滞し、売上全体は前年実績を下回る状況にある。ただ、五輪後はその反動で公共工事が好調だ。建築部門では、一般向けは大規模建築用の防水工事向けが後半盛り返した。戸建向けは前年を下回り、全体でも前年を下回る状況にある。
環境アメニティと
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