■ 新年インタビュー
安全対策意識をさらに徹底する
ゴム連合 石塚宏幸中央執行委員長
日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は、各単組の主体性を尊重したとりくみを通じ、ゴム産業が抱えるさまざまな課題への対応を実践している。一昨年に続いてコロナ禍での組合活動となった石塚宏幸中央執行委員長に今期の活動や新年の抱負などを聞いた。
◆21年を振り返って。
昨年9月に今期第17期がスタートした直後、重篤災害が発生したことは非常に残念だった。「安全はすべてに優先する」ことを改めて肝に銘じる必要がある。安全対策意識を高めるための教育をゴム連合で行うだけでなく、地域別協議会や各単組が自主的に安全対策意識を高めてもらうとりくみを数多く実施してほしい。
◆21年に印象深かった活動を挙げると。
20年のコロナ禍で経験してきたことを生かした活動を行った。中央執行委員会や定期大会はウエブで開催した。単組の皆さんもウエブに慣れてきたし、活動自体は良くなってきたのかなと思う。
その一つとして、年に2回開催している労使懇談会は労使が一緒に集まって行うことが重要だと感じ、20年は開催をとりやめた。しかし、これまで行ってきたことが継続できなくなるとの思いから、昨年7月の労使懇談会は初めてウエブで開催した。対面の時より会社側の出席が増え、労使双方で70人の参加者があった。労使懇談会は労使が意見交換する大切な場所。対面でできなくても、ウエブでできたことはよかったと思う。
◆今期の活動について。
第17期は対面を基本にウエブも行うハイブリッド型の組合活動を行っていく。すでに研修会は