東ソー、鈴木章賞へ単独協賛 化学分野の技術発展に貢献

2021年12月10日

ゴムタイムス社

 東ソーは12月8日、鈴木章賞へ単独協賛を実施したと発表した。

 2010年にノーベル化学賞を受賞した北海道大学の鈴木章名誉教授は、2008年から2019年にかけて、同社グループの技術アドバイザーを務めた。その間、2017年には「東ソー研究・技術報告」第61巻の巻頭言を執筆するなど、研究開発指導に加えて、同社の情報発信活動(リクルート資料、CSRレポート、共著専門書作成等)に大きく貢献した。

 今回、北海道大学では鈴木章名誉教授の功績を称えるとともに、化学分野の学術進歩を支援する目的で、鈴木章賞を創設した。これを受けて、同社は単独協賛企業として同賞の支援を決定した。

 鈴木章賞には2つの賞が設けられており、実験化学分野(Akira Suzuki Award)、および計算(理論)化学・情報科学分野(ICReDD Award)において、化学反応開発に顕著な功績を収めた研究者に授与される。今回、初代「鈴木章賞」の受賞者が決定したことから、授賞式および受賞講演会が2022年3月12日~13日に開催される。詳細については、北海道大学ホームページ、および北海道大学ICReDDホームページで確認できる。

 同社は、今後も化学分野の技術発展への貢献を続けていくとしている。

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