住友理工は12月から東邦ガスが提供する「カーボンニュートラルな都市ガス」の導入を開始した。これは同社として初めての取り組みであり、よりクリーンなエネルギーを採用することにより持続可能な社会の実現に貢献する。
カーボンニュートラルな都市ガスには、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2をCO2クレジットで相殺すること(カーボンオフセット)によりCO2排出が実質ゼロとなるカーボンニュートラルなLNG(液化天然ガス)を活用している。東邦ガスが今夏より供給を始めた施策で、同社は今回、松阪事業所(三重県松阪市)で2021年12月から2024年11月までの3ヶ年契約で導入することとした。これにより、松阪事業所におけるCO2排出量の約1割相当量の削減に貢献する。
同社グループは、2050年までにCO2排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」を目指しており、その具体的なロードマップの策定に向けた取り組みを加速させている。同取り組みに加えて、自社だけにとどまらない地球規模の視点で、カーボンニュートラル社会の実現に向けたさらなる活動を推進していくとしている。