3Dプリンターなどを訴求 ホッティーポリマー展示会で

2021年12月20日

ゴムタイムス社

 ホッティーポリマーは12月8日~10日に幕張メッセで開催された「高機能プラスチック展」において、シリコーンゴムのタック性を改善した「ノンタッキーシリコーンチューブ」を中心にアルミを採用し軽量化したトリムシール「エコスポンジトリム」など、コア事業であるゴム・樹脂押出品を紹介するとともに、同社がゴム・樹脂業界で初めて導入したシリコーン3Dプリンター「innovatiQ LiQ320」の造形実演やサンプル品の展示、さらに21年9月より販売を開始したDfAM用最適化設計ソフト「nTopology」などを同社スタッフが万全の感染対策を行った上で来場者へ訴求した。

 「innovatiQ LiQ320」は、LIMや押出成形、プレス成型ではできない形状の製作がほぼ同程度の性能で可能。ブースではケース形状や防水カバー形状など多様なサンプル品をPRした。

 「nTopology」は3DモデリングでCADを落し込み、ラティス設計やトポロジー最適化を自動で行える画期的なソフト。ブースでは「nTopology」を用いて3Dプリンターで製作し、シボ加工などを施したサンプル品など展示した。さらに、ディスプレイモニタを使い「nTopology」の特徴を視覚的にわかりやすく伝える工夫も行った。

 そのほか、ブースでは21年11月に同社の久喜工場に開設した「3Dプリンターショールーム」も紹介した。広さ100㎡関東最大級の規模を誇るショールームには、「innovatiQ LiQ320」を始め、同社製作の「エスディーズⅠ」など、MEX(樹脂押出積層)方式3Dプリンターなどを展示している。さらにショールーム内にはクリーンブースを完備するとともに、ミーティングルームでは実演中のnTopologyをモニター画面で見ることができる。「ショールームは事前予約制となっているが、これら最新鋭の3Dプリンターにご興味のある方は、ぜひ弊社まで連絡してほしい」(堀田秀敏社長)と話した。

nTopology

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