東ソーは12月17日、ＰＰＳ（ポリフェニレンサルファイド）樹脂について、２０２２年１月１日出荷分より価格改定を実施すると発表した。対象製品はＰＰＳ樹脂「サスティール」全グレードで、価格改定幅はベースレジンが＋95円／ｋｇ以上、コンパウンドが＋65円／ｋｇ以上。
同社ではかねてよりＰＰＳ樹脂の品質向上、安定供給並びにコスト削減に努めてきた。今年５月に価格改定を発表したが、主原料・副原料・各種ユーティリティは更に高騰しており、自助努力で吸収できる限界を超えていることから、同社は安定供給継続のため追加の採算是正を実施せざるを得ないとの判断に至り、販売価格の改定を決定した。
