日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の10月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で107・1と前月から1・7ポイント上昇した。
内訳はポリアミド樹脂、フッ素樹脂、吸水性樹脂・イオン交換樹脂の3品目が変動なく、ポリカーボネート、飽和ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など13品目が上昇したが、ポリビニルアルコール、シリコーン、ABS樹脂の3品目が下降した。また2品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・8ポイント上昇し99・2だった。
内訳はプラスチック積層品、プラスチック管、プラスチック継手など6品目が変動なく、再生プラスチック成形材料、プラスチック床材、硬質プラ発泡製品など10品目が上昇した。下降については、電気機器用プラ製品、飲料用プラスチックボトル、プラスチック製容器(除中空成形)、強化プラ管板類の4品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック積層品の127・0。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から2・8%上昇し118・5となった。
内訳はトルエン、酢酸ビニルモノマー、アクリル酸エステル、フタル酸系可塑剤の4品目が変動なしとなり、パラキシレン、オクタノール、塩化ビニルモノマー、アクリロニトリルなど12品目が上昇した。下降は0品目だった。品目別でみていくと、パラキシレンが6・1ポイントともっとも上昇した。