第1回サステナビリティ表彰 住友ゴム、職場や個人対象に

2021年12月23日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は12月20日、神戸本社で12月8日に「第1回サステナビリティ表彰式」を開催したと発表した。

 同表彰は、昨年までのCSR表彰から範囲を広げて、同社が新たにサステナビリティ表彰としてスタートさせた。同社グループのサステナビリティ活動のガイドライン「GENKI」に沿って、職場や個人が取り組んだ成果を表彰することで理解と関心を深め、活動の拡大推進を目的としている。同社グループ各社の職場および全社員を対象とし、応募61件の中から最優秀賞3件、優秀賞7件を決定した。また、従業員一人ひとりのCO2削減のためのアクションや標語の募集を通して全社のサステナビリティへの意識をさらに高めるべく企画した活動、「サステナビリティチャレンジ」の表彰も行った。

 「第1回サステナビリティ表彰」の最優秀賞は、Ecology部門では住友橡膠(常熟)工務課が「臭気改善対策」で受賞した。工場近隣の環境改善活動に加え、ステークホルダーである近隣住民との関係構築活動も実施した。

 Kindness部門ではダンロップゴルフクラブが「『くるみん』認定」で受賞した。女性の妊娠・出産による人材流出問題の解決や男性の育休取得など、風土改革に取り組み、その成果として『くるみん』認定を取得した。

 Integrity部門個人の部では、Sumitomo Rubber South Africaジェラルドルイスが「ダーバン暴動による困窮者への食糧等提供活動」で受賞した。社会情勢が緊迫する中での人道的ボランティア活動の継続と、人材育成を通じた問題解決へのアプローチを実施した。

 また、「サステナビリティチャレンジ」では、名古屋工場工務課の遠島嘉孝氏が、サステナビリティ標語「地球が喜ぶモノづくり 次世代の弾む未来を守りたい」で受賞した。

 同社グループは、経済的価値、社会的価値の双方の視点から新たな価値を創造することにより、持続可能で、安全・安心に働き、暮らしていける社会の実現に貢献している。今後も、同社グループならではの事業活動によって、より高い経済的価値と社会的価値の創出に取り組んでいくとしている。

 

サステナビリティ表彰式の様子

サステナビリティ表彰式の様子

 

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