■ 新年インタビュー
各事業の収益性改善を目指す
マクセルクレハ 西郷政裕社長
21年3月にマクセルクレハの社長に就任した西郷政裕氏。西郷社長は「主力3事業の売上げを伸ばしつつ、さらなる収益性の改善を進めていく」と語る。西郷社長に21年を振り返りながら、業績や事業展開などを尋ねた。
◆21年を振り返って。
20年は大変厳しかったが、21年はコロナ前の水準までは回復しつつある。事業別で見ていくと、高機能を含めたシート事業では、汎用シートは全体的に動きが良かったほか、高機能シートも巣籠もり需要に関わる製品が計画よりも伸長した。
型物成形品事業は新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けたお客様と、そうでないお客様の状況による違いがあり、影響が改善しつつあるお客様の需要回復が落ち込み分をカバーした。
耐摩耗機材事業については、鉄鋼業界が新型コロナ及び業界再編の影響を受けて厳しかった。受注状況としては秋頃から回復基調が見られる。
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