DICは12月22日、電子部品の絶縁材や接着剤、塗料などに使用されるエポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤製品について、2022年1月17日納入分より値上げを行うと発表した。
価格改定幅は、エポキシ樹脂のビスフェノールA型が50円/kg以上、ビスフェノールF型が50円/kg以上、ノボラック型固形、溶液が40~90円/kg以上、難燃型が200円/kg以上。また、難燃剤は200円/kg以上、ノボラック系硬化剤は20円/kg以上、アミン系硬化剤は40円/kg以上、その他対象製品は40円/kg以上となっている。
同社は今年3月に同製品の価格改定を実施したが、その後も原料毎の需給バランスをベースにした市況が高騰し、原材料の価格が上昇している。加えて、物流コストなどの高騰が引き続き継続している状況となっている。同社は、原料価格の上昇を自助努力で吸収することが極めて困難な状況にあり、今後の安定供給を図るためには価格改定が避けられないと判断し、値上げを決定した。